旧一の鳥居の基礎

2013/09/22

空気が澄んで、本当に秋らしくなりました。

秋は、キノコ狩りの季節でもあります。実は、境内にも不思議なキノコがけっこう生えるのです。エノキっぽい白いキノコが側溝の中に生えたり、桜の根元にはシメジっぽいキノコが顔を出したり、白くてつるんとしたキノコは一日で消えていったりします。いずれも食べるにはかなり勇気がいると思いますが。

さて、「一の鳥居」再建事業についてのご報告です。

皆様のおかげをもちまして、ご寄附も順調に集まっています。本当にありがたいことです。また、工事の安全祈願祭を八月末に執り行い、いよいよ着工しました。と言いましても、本格的な工事は、年が改まってからになります。今回は、旧一の鳥居の基礎を掘り出す工事をしました。

大正四年に建てられた旧鳥居の基礎の石は、当然のことながら、誰も見たことがないので、大きさは想定であり、石の状態がどうなっているかも全く分かりません。半日がかりで掘って顔を出した基礎の石は、底部がしっかりとコンクリートで固められていていました。その日に使用していた重機では、とても取り出すことが難しい状態で、あきらめて埋戻す判断をしていたところ、作業員のひらめきで基礎の石とコンクリートに隙間を作ることができ、無事に取り出すことができました。この石は、新しい鳥居の基礎を固めるのに再利用します。

まずは、初めの一歩で事はかかりですが、工事が始まったことで、一の鳥居が本当に建つんだという実感がわいてきました。お気持ちを寄せていただいた全ての皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。

掲載の記事・写 真・図表などの無断転載を禁止します。

著作権は深川神社またはその情報提供者に帰属します。