新年早々の失敗

2011/01/18

気がつくと1月も15日を過ぎていました。もう半月たってしまったのか、まだねぎどんコラムを書いていないことに気がつき、今年もだらしなくスタートを切ってしまったことにああ、情けなや、情けなや、です。しかも、初コラムは、反省から始まります。

「乗せるだけだから」と、高熱を出しお医者さんに行った甥っ子を迎えに行った私は、駐車場に頭から突っ込んだまま降り院内に入りました。診察も終っているので、待合にいるかと思ったら、奥で休ませてもらっているとこのことで、出てくるまでに思いのほか時間はかかりました。

車を出そうとすると、向こうからご年配の男性が、こちらに向かって歩いてきます。顔見知りでもないけど、なんだろうと窓を開けると、「あんた、どういうとめ方をするんだ。二台止めれるところを、あんたの車が塞いじゃっているだろう。」と言われました。確かにその通りで「しまった」と思いましたが、後の祭りです。「迎えに来ただけだったので、すみません。」と言いましたが、言い訳がましい嫌な自分を感じました。「迎えに来ただけなら、玄関先に止めればいい。こういう非常識なことをするなよな。」と叱られて、たいへん恥ずかしく思いました。

車をとめたとき、車体を入れなおそうかなという考えは一瞬、頭の中をよぎりましたが「すぐ出るし、すいてるし、まあいいや」と勝手な理由で行儀悪くとめてしまいました。そのせいで、その方は、少し離れた駐車場にとめなければなりませんでした。考えてみれば、お医者さんへは、具合が悪くて来られるわけだから、近くに止められるにこしたことはありません。慌てていたというのは、都合のよいようにとめる理由になりません。常識を逸脱し、他の人のことを考慮する心の余裕のなさは、不徳のいたすところだと深く反省しました。

「ちょっと、これくらい」とか「まあいいや、こんなことぐらい」という気持ちのあり方が、世の中の規律を乱すのだと思いました。

昨日、神社の境内の駐車場で、大きなランドクルーザーが、縦にとめれば数台はいるところを、横向きにでーんと置かれてあり、わが身の姿を鏡で見るようで何とも複雑な気分でした。

おかげでこの一年の戒めの計ができました。いかなるときにも心にゆとりを持とう!!! 原稿の締切りにも…ね。

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